After Effectsにmp4が読み込めない時の直し方【2026年版・初心者向け】スマホ動画・画面録画で起きる原因と変換のしかた

After Effectsにスマホで撮った動画や、画面録画のmp4を入れようとしたら、「読み込めない」「映像が出ない」「音だけ入った」「読み込めたけど音がズレる」といった問題に出会うことがあります。同じ「mp4」でも、中身の作りはさまざまで、原因を切り分けると多くは自分で直せます。
✅ 結論:mp4自体は読み込めるので、原因は「中身」。別のフレームレート固定の動画に変換すると直ることが多い
After Effectsは、mp4(MPEG-4)の読み込みに公式で対応しています。それでも読み込めないのは、ファイルの中身(コーデックや音声の形式)、スマホ・画面録画特有の「可変フレームレート」、After Effects自体のバージョンのいずれかが原因になっていることがほとんどです。順番に切り分けて、必要なら「フレームレートを固定した別の動画」に変換してから取り込みましょう。
3つの確認スマホ・画面録画で
起きる原因変換して
取り込む方法取り込めた後の
音ズレ対策
動画ファイルそのものが重い・変換できないという悩みは動画ファイルが重い・変換できない時の直し方でも扱っています。この記事は、After Effectsに入れる場面で起きる読み込みの悩みに絞って解説します。
こっこちゃん「スマホで撮った動画をAEに入れたのに、映像が出なかったり、音だけだったりして……ファイルが壊れてるのかな?」
白い鴉「壊れているとは限りません。スマホや画面録画の動画は、AEが苦手な作りになっていることがあるんです。順番に原因を絞りましょう」
📋 この記事の要約
After Effectsはmp4の読み込みに対応していますが、同じmp4でも中身はさまざまです。まず、他のソフトで再生できるか・After Effectsが最新かを確認します。スマホや画面録画の動画は、フレームレートが一定でない「可変フレームレート」になっていることがあり、読み込みや音ズレの原因になります。その場合は、フレームレートを固定した別の動画に変換して取り込みます。
🔍 まず試す3つの確認
- その動画は、パソコンの標準の再生ソフトや他の編集ソフトで、映像も音も再生できるか
- スマホで撮った動画、または画面録画(OBSやスマホの画面収録)で作った動画か
- After Effectsは最新のバージョンか(古いと新しい形式に対応していないことがある)
1つ目の確認で、別のソフトでも再生できないなら、ファイル自体が壊れている可能性があります。別のソフトでは再生できるのにAfter Effectsだけ問題があるなら、次の原因を疑います。

🎞 mp4なのに読み込めない・おかしい主な原因
原因1:スマホ・画面録画の「可変フレームレート」
普通の動画は、1秒間に30コマなど一定の間隔で映像が並んでいます(固定フレームレート)。一方、スマホで撮った動画や画面録画は、動きが少ない場面ではコマ数を減らすなど、コマの間隔が一定でない「可変フレームレート」になっていることがあります。Adobeのコミュニティでも、フレームレートの扱いで問題が起きるのは、主にスマホや画面録画ソフトで作った可変フレームレートの動画だと言われています。
この場合、読み込めても、動きがカクついたり、音と映像がズレたりします。
原因2:ファイルの中身(コーデックや音声形式)の相性
mp4は「入れ物」の名前で、中に入っている映像や音声の圧縮方式(コーデック)には種類があります。Adobeの公式の対応形式一覧でも、mp4は「読み込みのみ」対応となっていますが、中身の作りによっては読み込めないことがあります。
原因3:After Effects側のバージョンや不具合
古いバージョンでは、新しい形式に対応していないことがあります。バージョンを更新して改善するかを確認してみましょう。
⚠️ 原因を1つに決めつけない
実際には、複数の原因が重なっていることもあります。1つずつ試して、直らなければ次へ進むようにしてください。
🛠 直し方:フレームレートを固定して変換する
可変フレームレートや中身の相性が疑われる場合は、動画を「フレームレートを固定した別の動画」に変換してから、After Effectsに入れ直すのが定番の対処法です。
- 元の動画ファイルは残しておき、コピーを変換用に使う
- 変換ソフトで、フレームレートを「固定(Constant)」にして、30fpsなど作りたい動画に合わせた値を選ぶ
- 変換した動画を、After Effectsに読み込み直す
- コンポジションのフレームレートも、変換後の動画と揃える
変換には、無料のオープンソースの変換ソフト「HandBrake」がAdobeのコミュニティなどでよく紹介されています。ソフトによって設定の表記は違いますが、「フレームレート」を「一定(Constant)」にする項目を探してください。Adobe製品ではなく、外部のソフトになるため、インストールや利用は自己責任でお願いします。

💡 変換前に、元の動画のフレームレートを確認しておく
元の動画が60fpsなのに30fpsで変換すると、動きが間引かれて見えます。変換の設定は、元の動画に近い値か、作りたい動画のフレームレートに合わせましょう。
こっこちゃん「フレームレートがバラバラなのが原因だったんだね。変換して固定すれば大丈夫なんだ」
白い鴉「はい。その動画をAEで使う前に、変換するひと手間を入れるだけで、あとの作業がずっと楽になりますよ」
🔊 読み込めた後に音ズレする場合
読み込みはできたのに、編集していくと音と映像がズレていく場合も、可変フレームレートが原因のことがあります。上記の方法で変換して入れ直すのが基本です。動画編集ソフト側で音ズレを直す方法はPremiere Proで音ズレを直す方法で解説しています。
また、コンポジションのフレームレートが素材と合っていないと、動きが不自然になることもあります。最初のコンポジションの決め方はAfter Effects入門|Premiere Proと連携してモーショングラフィックスを作る方法もあわせて参考にしてください。
🛡 次から起こさないための録画・撮影の工夫
- 画面録画は、フレームレートを固定できる設定にしてから録画する
- スマホの動画は、After Effectsで使う前に変換する前提で、元データを残しておく
- After Effectsは最新の状態にしておく
❓ よくある質問
変換すると画質は落ちますか?
設定によっては多少落ちることがあります。変換ソフトの画質の設定を高めにしておくと、目立たなくできます。心配な場合は、少し短い動画でテストしてから本番の素材を変換してください。
PremiereでもAEでも読み込めない場合は?
ファイル自体が壊れている可能性があります。元の撮影データが別の場所に残っていないか、別のソフトで再生できるかを確認してください。
読み込めるのに、プレビューが重い場合は?
読み込みとは別の問題です。After Effectsが重い・プレビューがカクつく時の対処法を確認してください。
こっこちゃん「ファイルを変換するのは面倒だけど、原因が分かれば怖くないね」
白い鴉「そうです。まず切り分けて、必要なときだけ変換する。この流れを覚えておけば大丈夫ですよ」
🌱 まとめ

After Effectsはmp4の読み込みに対応していますが、スマホや画面録画の「可変フレームレート」など、中身の作りによって読み込めない・音がズレることがあります。他のソフトで再生できるか、After Effectsが最新かを確認したうえで、フレームレートを固定した動画に変換して取り込み直すのが定番の対処法です。
原因を切り分ければ、慌てる必要はありません。1つずつ試していきましょう。
参考:Adobe公式ヘルプ「After Effects でサポートされているファイル形式」
