After Effectsでフェードインする方法【2026年版】不透明度のキーフレームでじわっと出す・フェードアウトで消す

After Effectsで画像や文字を、いきなりパッと出さずに、じわっと出したい。そんな時のやり方が「フェードイン」です。作り方は、レイヤーの「不透明度」にキーフレームを2つ打つこと。この記事では、フェードインする方法を、押すキーと入れる数字をぜんぶ見せながら、1行ずつ説明します。じわっと消すフェードアウトと、音のフェードも出てきます。
🔢 0秒で0%・1秒で100%
🔚 フェードアウトも
✅ 結論:フェードインする方法は、不透明度に「0秒で0%」「1秒で100%」の2つのキーフレームを打つこと
キーフレームは、「この時間には、この値」という印(ひし形)です。公式ヘルプにも、不透明度を0秒で0%、1秒で100%に設定すると、レイヤーをフェードインさせられる、という例があります(Adobe公式ヘルプ「アニメーションの基本」)。フェードアウトは、反対に、終わりの1秒前で100%、終わりで0%にします。
不透明度を開く0秒 → 0%
1つ目のキーフレーム1秒 → 100%
2つ目のキーフレーム終わりの1秒前 → 100%
終わり → 0%
🌅 フェードインする方法:不透明度に2つのキーフレームを打つ
この記事は、After Effects 2026(2026年10月14日に確認)の画面とAdobe公式ヘルプをもとにしています。フェードさせたいレイヤー(画像や平面など)が、コンポジションに1枚ある状態から始めます。

- タイムラインパネルで、フェードインさせたいレイヤーの名前をクリックして選ぶ
- Home キーを押す。現在の時間インジケーター(時間を示す印)が、コンポジションの最初の0秒に移る
- T キーを押す。そのレイヤーの「不透明度」だけが開く
- 「不透明度」の左にある「ストップウォッチ」のマークをクリックする。0秒の位置に、キーフレーム(ひし形)が1つ打たれる
- 「不透明度」の数字をクリックして 0 と入力し、Enter を押す。0秒の値が 0% になる
- 時間を1秒に動かす。タイムラインの「現在の時間表示」(カーソルを合わせると「現在の時間(クリックして編集)」と出ます)をクリックし、+ 1:00 と入力して Enter を押す
- 「不透明度」の数字をクリックして 100 と入力し、Enter を押す。ストップウォッチがオンなので、1秒の位置に 100% のキーフレームが自動で打たれる
これで、ひし形が2つ並びます。0秒から1秒の間に、不透明度が 0% から 100% へ変わります。
⚠️ 順番に注意してください。ストップウォッチがオフのまま不透明度の値を変えると、その値がレイヤーの長さ全体で同じになります。また、ストップウォッチをもう一度クリックすると、そのプロパティのキーフレームが全部消えます。消えたキーフレームは、もう一度クリックしても元に戻りません(どちらもAdobe公式ヘルプ)。
「1秒」は例です。長くしたい時は、2つのキーフレームの間隔を変えます。手順6で入れる時間を変えて、たとえば2秒かけて出したいなら、+ 2:00 と入力します。
📋 この記事の要約
After Effectsでフェードインする方法は、レイヤーを選んで T キーで「不透明度」を開き、0秒でストップウォッチをオンにして 0% を入れ、1秒に時間を動かして 100% を入れる、という手順です。キーフレームが2つ並べばできあがりです。時間は、現在の時間表示に「+ 1:00」と入れると1秒進みます。フェードアウトは、終わりの1秒前(現在の時間表示に「+ -1:00」)で 100%、終わりで 0% にします。動きをなめらかにしたい時は、2つのキーフレームを選んで F9 キー(イージーイーズ)を押します。音は、L キーで「オーディオレベル」を開き、不透明度と同じ考え方でキーフレームを打ちます。
Table of Contents
⏱️ 時間を動かすキーと、1秒は何フレームか
手順の中で「時間を動かす」場面が何度も出てきます。動かし方は、キーと、数字で入れる方法の2つです(Adobe公式ヘルプ「プレビュー」)。

| やりたいこと | キー・入力 |
|---|---|
| 1フレーム進む/戻る | Page Down/Page Up |
| 10フレーム進む/戻る | Shift+ |
| 1秒後/1秒前に動く | 現在の時間表示をクリックして + 1:00/+ -1:00 と入力し、Enter |
| 最初/最後へ | Home/End |
| 選んだレイヤーの始まり/終わりへ | I/O |
現在の時間表示の見た目は、プロジェクトの設定で変わります。1秒が何フレームかは、コンポジションのフレームレートで決まります。計算すると、次のとおりです。フレームレートの決め方はコンポジション設定の決め方で解説しています。
| フレームレート | 1秒のフレーム数 | Shift+Page Down で1秒進めるには |
|---|---|---|
| 24fps | 24フレーム | 2回(さらに Page Down を4回) |
| 30fps | 30フレーム | 3回 |
| 60fps | 60フレーム | 6回 |
こっこちゃん「1秒って、何フレームのことですか?」
白い鴉「コンポジションのフレームレートで決まるよ。30fpsなら30フレームが1秒。Shift+Page Downを3回押せば、ちょうど1秒進むんだ」
🌇 フェードアウトで消す:終わりの1秒前から
フェードアウトは、フェードインの逆です。終わりの1秒前で 100%、終わりで 0% にします。ここでは、レイヤーの終わりがコンポジションの終わりにある場合で説明します。

- タイムラインパネルで、レイヤーをクリックして選び、T キーを押して「不透明度」を開く
- 終わりへ動く。コンポジションの終わりなら End キー、選んだレイヤーの終わりなら O キーを押す
- 「現在の時間表示」をクリックし、+ -1:00 と入力して Enter を押す。終わりの1秒前に動く
- この位置に「不透明度 100%」のキーフレームを打つ。上のフェードインのキーフレームが同じレイヤーにあるなら、Alt+
Shift+ T(Mac は Option+ T)を押す。値は変わらず、キーフレームだけが追加される(Windows の Alt+Shift+T は「追加 / 削除」のキーなので、その時間にすでにキーフレームがあると消えます) - フェードアウトだけをする場合は、手順4のかわりに、ストップウォッチをクリックしてから、数字に 100 と入力して Enter を押す
- End キー(レイヤーなら O キー)で終わりに戻り、「不透明度」の数字に 0 と入力して Enter を押す。0% のキーフレームが自動で打たれる
同じレイヤーにフェードインとフェードアウトを両方つけると、キーフレームは4つになります(0秒で0%、1秒で100%、終わりの1秒前で100%、終わりで0%)。
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✨ なめらかにする・プリセットを使う
キーフレームだけだと、動きは一定の速さです。動き出しと止まりをゆるめたい時は、イージーイーズを使います。

- タイムラインパネルで、フェードの2つのキーフレームをどちらも選ぶ(1つ目のキーフレームをクリックし、Shift キーを押しながら2つ目をクリックするか、2つを囲むようにドラッグします)
- F9 キーを押す。または「アニメーション」→「キーフレーム補助」→「イージーイーズ」を選ぶ
公式ヘルプによると、イージーイーズは、選んだキーフレームに入る速度と出る速度の両方をゆるめる機能です(Adobe公式ヘルプ「速度」)。くわしくはイージング入門で解説しています。
キーフレームを打たずに、プリセットを使う手もあります。インストール先の「Behaviors」フォルダーに、次の名前のプリセットファイルがあります。動きの中身は確認していないので、使う時はプレビューで確かめてください。
- 「フェードイン.ffx」
- 「フェードアウト.ffx」
- 「フェードイン + アウト – フレーム.ffx」「フェードイン + アウト – ミリ秒.ffx」
付け方は、公式ヘルプのとおりです。レイヤーを選び、エフェクト&プリセットパネルでプリセットをダブルクリックします。パネルに出てこない時は、パネルメニューの「リストを更新」を選びます。自作はアニメーションプリセットの保存・自作方法で解説しています。
🔊 音のフェード:オーディオレベルにキーフレーム
音も、映像と同じ考え方で消せます。不透明度のかわりに「オーディオレベル」にキーフレームを打ちます。

- タイムラインパネルで、音のあるレイヤーをクリックして選ぶ
- L キーを押す。「オーディオレベル」だけが開く(L を2回押すと、音の波形だけが開く)
- 不透明度の時と同じように、ストップウォッチをクリックし、時間を動かしてキーフレームを打つ。Windowsでは Alt+
Shift+ L で、いまの時間にキーフレームを追加できる
公式ヘルプでは、音のあるフッテージを使う時の初期設定が0デシベル(未調節の状態)で、プラスの値で音が上がり、マイナスの値で下がると説明されています(Adobe公式ヘルプ「レイヤープロパティ」)。音を小さくするフェードアウトでは、1つ目のキーフレームは 0 デシベル(未調節の状態)のままにして、2つ目のキーフレームでマイナスの値を入れます。どこまで下げるかは公式ヘルプに書かれていないので、プレビューで聞きながら決めます。書き出しは書き出し方法完全ガイドを見てください。
❓ よくある質問
Q. キーフレームが1つしか打てません。
A変化をつけるには、通常、キーフレームを最低2つ使います。1つは変化の始まりの状態、もう1つは終わりの状態を表します(Adobe公式ヘルプ「アニメーションの基本」)。手順6〜7のように、時間を動かしてから、もう1つ打ってください。
Q. 不透明度を変えたのに、ずっと同じ値のままです。
Aストップウォッチがオフになっている可能性があります。オフのまま値を変えると、その値がレイヤー全体で同じになります。「不透明度」の左のストップウォッチをクリックして、オンにしてから、数字を入れてください。
Q. ストップウォッチを押したら、キーフレームが全部消えました。
Aオンのストップウォッチをもう一度クリックすると、そのプロパティのキーフレームが全部消えます。もう一度クリックしても元には戻りません。消した直後なら、公式ヘルプのとおり「編集」→「取り消し」で戻せます。戻せない時は最初から打ち直してください。
Q. フェードインとフェードアウトを、同じレイヤーにつけられますか?
Aつけられます。0秒で0%、1秒で100%、終わりの1秒前で100%、終わりで0%の、4つのキーフレームを打ちます。フェードアウトの手順4で、Alt+
📋 まとめ
- フェードインは、不透明度に「0秒で0%」「1秒で100%」の2つのキーフレームを打つ
- 手順は、レイヤーを選ぶ → T → ストップウォッチ → 0 → 時間を1秒へ → 100
- 時間は「現在の時間表示」に「+ 1:00」(1秒後)、「+ -1:00」(1秒前)と入れて動かす
- フェードアウトは、終わりの1秒前で100%、終わりで0%。End か O で終わりへ動く
- なめらかにしたい時は F9。音は L で「オーディオレベル」を開き、同じ考え方で打つ
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