After Effectsのアンカーポイントの動かし方【2026年版】回転・拡大の中心を変えるパンビハインドツールとショートカット

レイヤーを回転させたら、思った場所ではなく、画像の真ん中でくるくる回ってしまった。拡大縮小したら、端ではなく中央から広がった。そんな時に動かすのが「アンカーポイント」です。動かし方を知っておくと、動きの付け方が大きく変わります。
🛠️ パンビハインドツール
⌨️ ショートカット
✅ 結論:アンカーポイントの動かし方は3つ。見た目を変えずに動かすなら、パンビハインドツール(Y)
アンカーポイントは、回転や拡大縮小の中心になる点です。レイヤーの見た目の位置を変えずに動かすには、パンビハインドツール(Yキー)でドラッグします。数値で入力する方法もありますが、レイヤーの見た目の位置が動くので注意が必要です。中央に戻したい時は、Ctrl+Alt+Home(MacはCmd+Option+Home)が最速です。
ポイントとは3つの
動かし方中央に戻す
ショートカット活用例と
注意点
動きの付け方の基本はAfter Effectsのエクスプレッション入門、イラストを自然に動かす方法はAfter Effectsのパペットツールの使い方もあわせてご覧ください。この記事は「アンカーポイントの動かし方」に絞って解説します。
こっこちゃん「腕のイラストを回転させたいのに、肩じゃなくて腕の真ん中を中心に回っちゃいます……」
白い鴉「それは、アンカーポイントが腕の真ん中にあるからだよ。肩の位置に動かせば、肩を中心に回るようになるよ」
📋 この記事の要約
アンカーポイントは、レイヤーの回転や拡大縮小の「中心」になる点で、Aキーでプロパティを表示できます。動かし方は3つあります。1つ目は、パンビハインドツール(Yキー)でドラッグする方法で、レイヤーの見た目の位置は変わりません。2つ目は、アンカーポイントの数値を直接入力する方法で、レイヤーの見た目の位置も一緒に動きます。3つ目は、Ctrl+Alt+Home(MacはCmd+Option+Home)で、レイヤーの内容の中央にアンカーポイントを配置する方法です。肩や根元を中心に回したい時や、端から伸びるように拡大したい時に使います。
Table of Contents
🎯 アンカーポイントとは
アンカーポイントは、レイヤーの回転や拡大縮小の中心になる点です。レイヤーを選んでAキーを押すと、タイムラインに「アンカーポイント」のプロパティが表示されます。初期状態では、レイヤーの中央にあるため、回転させるとレイヤーの真ん中を軸に回ります。

腕や扉、振り子のように、端や根元を軸に動かしたいものは、アンカーポイントをその軸の位置に動かしておく必要があります。
🛠️ 方法1:パンビハインドツールで動かす
ツールバーの「パンビハインドツール(アンカーポイントツール)」を選ぶか、Yキーを押すと、パンビハインドツールに切り替わります。コンポジションパネルで、レイヤーのアンカーポイント(十字のマーク)をドラッグすると、レイヤーの見た目の位置を変えずに、アンカーポイントだけを動かせます。

- 動かしたいレイヤーを選ぶ
- Yキーを押して、パンビハインドツールに切り替える
- アンカーポイントのマーク(十字)を、軸にしたい位置までドラッグする
- Vキーで選択ツールに戻る
💡 まずは大まかな位置に動かして、回転や拡大縮小を試しながら、見た目を確認して微調整するのがおすすめです。正確な位置にしたい時は、次の「数値で入力する」方法も使えます。
🔢 方法2:数値で入力する
レイヤーを選んでAキーでアンカーポイントのプロパティを出し、数値を直接入力して動かすこともできます。

ただし、この方法は、アンカーポイントの数値を変えるとレイヤーの見た目の位置も一緒に動きます。見た目の位置を保ちたい場合は、動いた分だけ「位置」の数値も補正する必要があります。数値で細かく指定したい時以外は、パンビハインドツールのほうが手軽です。
📍 方法3:中央に配置する
アンカーポイントをレイヤーの中央に戻したい時や、複数のレイヤーのアンカーポイントをまとめて中央にしたい時は、次のどちらかを使います。

- ショートカット:レイヤーを選んで、Ctrl+Alt+Home(MacはCmd+Option+Home)を押す
- メニュー:「レイヤー」→「トランスフォーム」→「アンカーポイントをレイヤーコンテンツの中央に配置」を選ぶ
複数のレイヤーを選択した状態で実行すると、まとめて中央に配置されます。
🎬 活用例

- 腕や脚を動かす:肩や付け根にアンカーポイントを置いて、回転させる
- 扉や蓋を開く:蝶番の位置にアンカーポイントを置いて、回転させる
- リボンや髪を揺らす:結び目や根元にアンカーポイントを置いて、小さく回転させる
- 端から伸びる動き:左端や下端にアンカーポイントを置いて、スケールを変える
こっこちゃん「パーツを分けたイラストなら、全部のパーツで根元を決めておけばいいんですね」
白い鴉「そう。動かす前に、各パーツの軸の位置を決めておくと、そのあとの動きがきれいに付くよ」
❓ よくある質問
Q. アンカーポイントを動かしたら、レイヤーの位置が変わってしまいました。
A. 数値入力で動かすと、アンカーポイントと一緒にレイヤーの見た目の位置も動きます。見た目を変えずに動かしたい場合は、パンビハインドツール(Y)を使ってください。
Q. アンカーポイントの位置を、元の中央に戻したいです。
A. レイヤーを選んで、Ctrl+Alt+Home(MacはCmd+Option+Home)を押すと、レイヤーの中央に戻ります。
Q. アンカーポイントと「位置」はどう違いますか?
A. 「位置」は、アンカーポイントがコンポジション上のどこに置かれるかを表す値です。アンカーポイントは、レイヤー自体のどこを基準にするか、「位置」は、その基準をコンポジションのどこに置くか、と考えると分かりやすくなります。
📋 まとめ
- アンカーポイントは、回転や拡大縮小の中心になる点で、Aキーでプロパティを表示できる
- 見た目を変えずに動かすなら、パンビハインドツール(Yキー)でドラッグする
- 数値で入力すると、レイヤーの見た目の位置も動くので、「位置」の補正が必要
- 中央に戻すのは、Ctrl+Alt+Home(MacはCmd+Option+Home)
- 腕・扉・リボンなど、端や根元を軸に動かしたいものは、先にアンカーポイントを動かしておく
次に読む記事
イラストを自然に動かす方法はAfter Effectsのパペットツールの使い方、ボーンを入れて動かす方法はAfter EffectsのDuik(ボーンツール)の使い方、動きを待機画面に使う方法はAfter Effectsのループアニメーション作り方もあわせてご覧ください。
