Premiere Proで映像を回転する方法【2026年版】縦に撮った動画を横に直す・90度回す・傾きを直す手順

縦に撮ってしまった動画が、横向きの画面に入れると倒れて見える。あるいは、少し傾いて撮れてしまった。そんな時は、映像を回せば直ります。この記事では、Premiere Proで映像を回転する方法を、数字を入れる場所から、回したあとに出る余白の消し方まで説明します。Premiere Pro 2026(2026年10月14日に確認)のアプリ内の表記と、Adobe公式ヘルプをもとに書いています。
📐 傾きを直す
🖼️ 余白を消す
✅ 結論:映像を回転する方法は、エフェクトコントロールの「回転」に数字を入れる
回したいクリップを選び、エフェクトコントロールパネルの「モーション」を開いて、「回転」の欄に数字を入れます。90度回したい時は、まず 90 を入れて、プログラムモニターで向きを見ます。逆に回った時は -90 に入れ直します。回したあとに余白が出たら、「スケール」を上げるか、「フレームの塗りつぶし」を使います。全体を収めたい時は「フレームに合わせる」を使いますが、黒い帯が出ることがあります。
タイムラインで🔄 「回転」に数字
エフェクトコントロール👀 向きを確認
プログラムモニター🖼️ 余白を消す
スケールなど
🔄 エフェクトコントロールで映像を回転する方法
Adobe公式ヘルプ「モーションエフェクトの適用」では、クリップを回す方法として、エフェクトコントロールパネルの「回転」パラメーター(設定の数字)を調整する、と説明されています。タイムラインに置いたクリップには、初期状態で「モーション」というエフェクトが付いています。

- タイムラインパネルで、回したいクリップをクリックして選ぶ
- 上のメニューの「ウィンドウ」→「エフェクトコントロール」を選ぶ(キーは Shift+
5。WindowsもMacも同じ) - 開いた「エフェクトコントロール」パネルで、「モーション」の横の矢印を押して開く
- 並んだ項目の中から、「回転」を探す
「モーション」の中には、「位置」「スケール」「スケール (高さ)」「スケール (幅)」「縦横比を固定」「回転」「アンカーポイント」などが並びます。
こっこちゃん「縦で撮っちゃいました……。回すだけで直りますか?」
白い鴉「直るよ。『回転』に数字を入れて、モニターで向きを見ながら進めよう」
📋 この記事の要約
Premiere Pro 2026で映像を回転する方法は、タイムラインでクリップを選び、「ウィンドウ」→「エフェクトコントロール」で「モーション」を開いて、「回転」の欄に数字を入れることです。数字は、入力するか、下線の付いた数字を左右にドラッグして変えます。90度回したい時は 90 を入れ、プログラムモニターで向きを見て、逆なら -90、上下が逆なら 180 を入れ直します。少し傾いた映像は 1 や -1 のような小さい数字で直し、四隅に出る余白は「スケール」を上げて消します。プロパティパネルの「回転」でも同じ操作ができます。素材そのものの向きを変える項目は、「フッテージを変換」にはありません。
Table of Contents
🔢 90・-90・180を入れて、向きを確かめる
「回転」の数字の変え方は、公式ヘルプで2つ紹介されています。1つは、下線の付いた数字にポインタを合わせて、左右にドラッグする方法。もう1つは、その数字を選んで新しい値を入力し、Enterキー(Macは Return キー)を押す方法です。

- 「回転」の下線の付いた数字をクリックして、90 と入力し、Enterキーを押す
- プログラムモニターで、映像の向きを見る。正しい向きなら完了
- 逆の向きに回っていたら、もう一度数字をクリックして -90 と入力し、Enterキーを押す
- 上下が逆さまになっていたら、180 と入力し、Enterキーを押す
💡 プラスの数字が時計回りかどうかは、公式ヘルプに書かれていません。そのため、この記事では「入れて、モニターで見て、逆なら入れ直す」という進め方にしています。公式の手順ではなく、この記事での進め方です。
やり直したい時は、エフェクトの隣にあるリセットアイコンを押すと、初期設定の値に戻ります(Adobe公式ヘルプ「エフェクトコントロールパネルでのコントロールの調整」)。
📐 少し傾いた映像を直す:1や-1を入れる
撮った映像が、わずかに傾いている時も、同じ「回転」の欄で直せます。ここでは小さい数字を入れます。

- 「回転」の数字をクリックして、1 と入力し、Enterキーを押す
- プログラムモニターで、傾きが直ったか見る。傾きが強くなったなら、-1 に入れ直す
- まだ傾きが残る時は、下線の付いた数字を左右にドラッグして、モニターを見ながら合わせる
映像を回すと、四隅に余白が出ることがあります。何も映っていない部分は、黒になります(Adobe公式ヘルプ「合成の概要」では、すべてのトラックが空または透明な領域は黒になる、と説明されています)。そんな時は、同じ「モーション」の中の「スケール」を上げます。
- 「モーション」の中の「スケール」の数字をクリックして、105 と入力し、Enterキーを押す
- プログラムモニターで、四隅の余白が消えたか見る。まだ残るなら、106、107のように1ずつ大きくして入れ直す
105は、あくまで例です。傾きの大きさによって、必要な数字は変わります。映像が大きくなるぶん、端のほうは画面の外に出ます(この記事での整理です)。
🖼️ 回したあとに余白が出た時の直し方:3つの方法
縦の映像を横向きの画面に入れた時なども、余白(黒い帯)が出ることがあります。そんな時の方法を、表にまとめます。

| 方法 | やること | 公式ヘルプの説明 |
|---|---|---|
| スケール | エフェクトコントロールの「モーション」で、数字を入れる | クリップの拡大・縮小は、スケールのパラメーターで調整する |
| フレームの塗りつぶし | プロパティパネルのクイックアクション | フレームを完全に埋める。画像の一部が切り取られることがある |
| フレームに合わせる | プロパティパネルのクイックアクション | 元の縦横比のまま、全体を収める。縦横比が合わないと、黒いバー(レターボックス)が出ることがある |
この2つのクイックアクションは、上のメニューの「クリップ」→「ビデオアクション」にもあります。ただし、名前の表記が少し違います。プロパティパネルでは「フレームの塗りつぶし」、メニューでは「フレームを塗りつぶす」です。「フレームに合わせる」は同じ名前です。
黒い帯が出る原因をくわしく知りたい時は、Premiere Proで素材に黒い帯が出る・サイズが合わない時の直し方を読んでみてください。
🧰 プロパティパネルで回す(Premiere Pro 25.0以降)
いまのPremiere Proでは、「プロパティ」パネルでも回せます。Adobe公式ヘルプ「プロパティパネルについて」によると、Premiere バージョン 25.0 以降、以前は「エッセンシャルグラフィックス」パネルにあった多くの編集機能が「プロパティ」パネルに移り、クリップのプロパティの場所が統一されました。位置・スケール・回転・不透明度などを、パネルを行き来せずに直せます。

- タイムラインパネルで、回したいビデオクリップを1つ以上クリックして選ぶ
- 「プロパティ」パネルを見る。何も選んでいない時は「タイムラインでクリップを選択してプロパティを表示します。」と表示される
- パネルの「トランスフォーム」の中にある「回転」の数字に、90 などを入れる
「トランスフォーム」の中には、「位置」「スケール」「回転」「アンカーポイント」「不透明度」などの項目があります(画面での並び順は、画面で確かめてください)。複数のクリップを同時に選ぶと、同じ値は数字で、クリップごとに違う値はダッシュ(−)で表示されます(Adobe公式ヘルプ「プロパティパネルを使用したビデオの編集」)。
📱 縦動画のシーケンスに作り変える場合
最初から縦動画にしたい時は、映像を回すのではなく、シーケンス(編集の土台)のほうを縦にします。ここでは、名前と場所だけ紹介します。
- オートリフレームシーケンス:プロジェクトパネルでシーケンスを選んでから、「シーケンス」→「オートリフレームシーケンス…」を選ぶ。別の縦横比の複製シーケンスが作られる
- 新しいシーケンスを作る:「ファイル」→「新規」→「シーケンス…」を選び、「新規シーケンス」の「設定」タブで、「編集モード」を「カスタム」にしてから、「ビデオ」にある「フレームサイズ」に、横と縦の寸法を入れる
縦動画の書き出しの設定は、Premiere Pro 縦動画の書き出し設定で解説しています。
こっこちゃん「回すだけじゃなくて、余白まで考えるんですね」
白い鴉「そう。回す→モニターで見る→余白を消す。この順で進めると迷わないよ」
❓ よくある質問
Q. 素材そのものの向きを変える設定はありますか?
A「クリップ」→「変更」→「フッテージを変換…」の画面に、回転の項目はありません(公式ヘルプとアプリ内の項目名で確認)。公式ヘルプが挙げる変更項目は、フレームレート・ピクセル縦横比・フィールドオーダー・アルファチャンネルとマットの4つです。向きは、この記事の「回転」で変えます。
Q. 左右を反転したい時は?
A回転とは別の機能です。Premiere Proで映像を左右反転する方法で解説しています。
Q. 回転専用のショートカットキーはありますか?
AAdobe公式のショートカット表にも、Windows版のキー設定にも、回転専用のキーは見当たりませんでした。キーの一覧はPremiere Proショートカットキー完全ガイドにあります。
Q. 数字を入れすぎて、元に戻したい時は?
Aエフェクトの隣にあるリセットアイコンを押すと、そのエフェクトのプロパティが初期設定の値に戻ります(「モーション」の隣なら、位置やスケールなど回転以外の項目も対象です)。キーフレームを打っている項目は、いまの時間の値だけが戻ります。間違えた時は「編集」→「取り消し」で戻せます。
📋 まとめ
- 映像を回転する方法は、エフェクトコントロールの「モーション」にある「回転」に数字を入れる
- プロパティパネルの「トランスフォーム」にも「回転」がある(Premiere Pro 25.0以降)
- 90を入れて、プログラムモニターで向きを見る。逆なら -90、上下が逆なら 180 を入れ直す
- 傾きは 1 や -1 で直し、四隅の余白は「スケール」(例:105)か「フレームの塗りつぶし」で消す。「フレームに合わせる」は全体を収める機能で、黒い帯が出ることがある
- 素材そのものの向きを変える項目は、「フッテージを変換」にはない
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