After Effectsでプレビューや書き出しが途中で切れる時の直し方【2026年版】ワークエリアの使い方とB・Nキー

10秒のアニメーションを作ったのに、再生すると3秒で最初に戻ってしまう。書き出したら、動画が途中までしか入っていない。原因は、タイムラインの上にある灰色の帯「ワークエリア」です。この記事では、After Effectsでプレビューや書き出しが途中で切れる時の直し方と、ワークエリアを味方にする使い方を解説します。
⌨️ B・Nキー
📤 書き出しの範囲
✅ 結論:途中で切れる時の直し方は、ワークエリアの帯をダブルクリックして全体に戻す
タイムラインの時間の目盛りのすぐ下に、両端につまみの付いた帯があります。これがワークエリアで、「再生する範囲」と「書き出す範囲」を決めています。帯が短くなっていると、その中だけが再生され、その中だけが書き出されます。帯の真ん中をダブルクリックすると、コンポジション全体に戻ります。
再生と書き出しの範囲🖱️ ダブルクリック
全体に戻す⌨️ B
ここから⌨️ N
ここまで
📏 ワークエリアとは?途中で切れる時の直し方の前に
ワークエリアは、「いま作業したい範囲はここ」とAfter Effectsに伝えるための目印です。長いコンポジションの一部分だけを、くり返し確認する時に使います。

- プレビュー:ワークエリアの中だけが再生され、終わりまで行くと先頭に戻る
- 書き出し:最初の設定では、ワークエリアの中だけが書き出される
- 計算(キャッシュ):ワークエリアの中だけを先に計算するので、確認が速くなる
ワークエリアは便利な機能です。ただ、つまみをうっかり動かしてしまうと、「途中で切れる」原因になります。
こっこちゃん「10秒で作ったのに、書き出したら3秒しかありません! 残りの7秒はどこへ……?」
白い鴉「タイムラインの上の帯が、3秒の所で終わってないかな。そこが書き出しの範囲なんだ」
📋 この記事の要約
After Effectsでプレビューや書き出しが途中で切れる時の直し方は、ワークエリアを確認することです。ワークエリアは、タイムラインの時間の目盛りの下にある帯で、プレビューで再生する範囲と、レンダーキューで書き出す範囲を決めています。帯が短くなっていると、その範囲だけが再生・書き出しされます。帯の真ん中をダブルクリックするか、何も選ばずにCtrl+Alt+B(MacはCommand+Option+B)を押すと、コンポジション全体に戻ります。Bキーでワークエリアの開始点、Nキーで終了点を、いまの時間の位置に設定できます。書き出しの時は、レンダリング設定の「時間範囲」が「ワークエリアのみ」か「コンポジションの長さ」かを確認します。
Table of Contents
🔧 ワークエリアを全体に戻す3つの方法
まずは、短くなった帯を元に戻します。どれか1つ、やりやすい方法で大丈夫です。

| 方法 | やり方 |
|---|---|
| ダブルクリック | ワークエリアの帯の真ん中あたりを、ダブルクリックする |
| キーで戻す | レイヤーを何も選ばずに、Ctrl+Alt+B(Macは Command+Option+B) |
| つまみを引っぱる | 帯の両端のつまみを、左右の端までドラッグする |
💡 Ctrl+Alt+B は、レイヤーを選んだ状態で押すと、そのレイヤーの長さにワークエリアが合います。全体に戻したい時は、タイムラインの何もない所をクリックして、選択を外してから押してください。
⌨️ B・Nキーで、見たい範囲だけを決める
ワークエリアは、わざと短くして使うと、作業がとても速くなります。たとえば、30秒の動画の「12秒から15秒のロゴの動き」だけを直したい時です。

- Bここから
(開始点) - Nここまで
(終了点)
- 見たい範囲の先頭に、時間の針を置く
- B キーを押す(ワークエリアがそこから始まる)
- 見たい範囲の終わりに、時間の針を置く
- N キーを押す(ワークエリアがそこで終わる)
- テンキーの 0 を押すと、その範囲だけが先頭からくり返し再生される
B は Begin(始まり)のB、と覚えると忘れません。N はキーボードでBのとなりです。キーが効かない時は、日本語入力がオンになっていないか確認してください。
📤 書き出しが途中で切れる時(レンダリング設定)
レンダーキューで書き出す時は、「どこからどこまで書き出すか」を選ぶ場所があります。最初の設定は「ワークエリアのみ」です。これが、書き出しが途中で切れる原因です。

- 「コンポジション」→「レンダーキューに追加」を選ぶ
- レンダーキューの「レンダリング設定」の右にある青い文字をクリックする
- 下のほうにある「時間範囲」を確認する
- 全体を書き出したい時は、「コンポジションの長さ」を選んで「OK」を押す
| 時間範囲の選択肢 | 書き出される範囲 |
|---|---|
| ワークエリアのみ | ワークエリアの帯の範囲だけ |
| コンポジションの長さ | コンポジションの最初から最後まで |
| カスタム… | 開始と終了の時間を、数字で入れる |
💡 いちばん確実なのは、書き出す前にワークエリアの帯をダブルクリックして、全体に戻しておくことです。書き出しの手順そのものは、After Effectsの書き出し方法完全ガイドで解説しています。
⏱️ ワークエリアは全体なのに短い時(コンポジションの長さ)
帯を端から端まで広げても、まだ短い。その場合は、コンポジションそのものの長さが足りていません。
- Ctrl+K(Macは Command+K)で、コンポジション設定を開く
- 「デュレーション」の数字を、必要な長さに変える
- 「OK」を押す。そのあと、ワークエリアの帯をダブルクリックして、のびた分まで広げる
長さやコマ数の決め方は、After Effectsのコンポジション設定の決め方にまとめています。
✂️ ワークエリアの長さで、コンポジションを切りそろえる
逆に、「使うのは最初の5秒だけ。残りはいらない」という時は、ワークエリアの長さに合わせてコンポジションを短くできます。

- B キーと N キーで、残したい範囲にワークエリアを合わせる
- 「コンポジション」→「コンポジションをワークエリアにトリム」を選ぶ(Ctrl+Shift+X、Macは Command+Shift+X)
⚠️ 切りそろえると、コンポジションの長さが変わります。まちがえた時は、すぐに Ctrl+Z で戻してください。
🖥️ 短い範囲でも計算が終わらない時は
ワークエリアを3秒にしても緑の線がなかなか進まない場合は、パソコンのメモリやグラフィックボードが足りていない可能性があります。After Effectsは、メモリの量で快適さが大きく変わるソフトです。動画制作向けの構成は、BTOパソコンの専門店で選べます。
こっこちゃん「帯をダブルクリックしたら、10秒ぜんぶ書き出せました! BとNも便利ですね、直したい所だけ何回も見られます」
白い鴉「ワークエリアは、短くして使うのが本来の使い方なんだ。書き出す前に全体へ戻す。これだけ忘れなければ大丈夫だよ」
❓ よくある質問
Q. スペースバーで再生すると、ワークエリアの外まで再生されます。
Aスペースバーの最初の設定は、「時間の針がある所から再生する」です。針がワークエリアの外にあると、そこまで範囲が広がります。ワークエリアの中だけを先頭からくり返したい時は、テンキーの 0 を使ってください。範囲の設定は、プレビューパネルの「範囲」で変えられます。
Q. ワークエリアの帯が見当たりません。
Aタイムラインを大きく拡大していると、帯の端が画面の外に出ています。Shift+; を押すと、コンポジション全体が見える表示に戻ります。
Q. タイムラインの上の緑の線は何ですか?
A計算が終わって、すぐに再生できるコマの印です。緑はメモリに、青はディスクに保存されているコマです。Adobeの公式ヘルプ「プレビュー」に説明があります。
Q. ワークエリアの端へ、時間の針を一発で動かせますか?
AShift+Home で開始点、Shift+End で終了点へ飛べます。
📋 まとめ
- プレビューや書き出しが途中で切れる原因は、ワークエリアの帯が短くなっていること
- 帯の真ん中をダブルクリックすると、コンポジション全体に戻る
- Bキーで開始点、Nキーで終了点。見たい範囲だけにすると、確認が速くなる
- 書き出す時は、レンダリング設定の「時間範囲」を確認する
- 帯が端まであるのに短い時は、コンポジション設定のデュレーションをのばす
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