Live2Dのパラメータ設定の基本【2026年版】ID命名規則とパーフェクトシンク(Perfect Sync)対応パラメータの作り方

パラメータは、Live2Dモデルの各パーツを動かすための「つまみ」です。基本の考え方とID命名規則、VTube Studioで表情トラッキングを使うために必要な「パーフェクトシンク(Perfect Sync)」対応パラメータ、キーフォームの作り方まで解説します。
- パラメータの基本的な考え方と、Angle X/Y/Zなど代表的な種類
- パラメータを追加する手順とID命名規則
- Perfect Syncとは何か、対応させるべき理由
- パラメータにキーフォームを紐づける基本の流れ
- 物理演算との違い・どちらで動かすべきかの判断基準
アートメッシュを分割して、デフォーマで変形の仕組みを作っても、それだけではモデルは動きません。「どの数値が動いたら、どう変形するか」を結びつけるのがパラメータの役割です。
この記事では、パラメータの基本的な考え方から、VTube StudioでのPerfect Sync(表情トラッキング)に対応させる設定まで、順番に見ていきます。
🎚️ パラメータとは何か
パラメータは、-1〜0〜1のように、数値の範囲でモデルの見た目を変化させる「つまみ」です。カメラや配信ソフト側からこの数値を操作することで、顔の動きに合わせてモデルが動きます。

| 代表的なパラメータ | 動くもの |
|---|---|
| ParamAngleX / Y / Z | 顔の左右振り・上下・傾き |
| ParamEyeLOpen / ROpen | 左右の目の開閉 |
| ParamMouthOpenY | 口の開閉 |
| ParamBodyAngleX | 体の左右の傾き |
| ParamBreath | 呼吸による体の上下 |
これらはCubism Editorが標準で用意しているパラメータで、多くの配信ソフトはこの名前を前提に顔の動きを送ってきます。ここが最初のつまずきポイントになります。
🏷️ パラメータの追加とID命名規則
パラメータパネルの「+」から自由に追加できますが、IDの付け方が自由すぎると、外部ソフトと連携できません。

- 表情トラッキング用の動きは、Cubism標準のID(ParamAngleXなど)をそのまま使う
- 独自の動き(アクセサリーの揺れ等)は「Param」+分かりやすい英単語で自作してよい
- 一度公開したモデルでIDを変更すると、配信ソフト側の設定もやり直しになるので注意
- 迷ったら、既存のサンプルモデルのIDをそのまま参考にする
✨ パーフェクトシンク(Perfect Sync)とは何か
パーフェクトシンク(Perfect Sync)は、iPhoneのFace ID機能などを使って、顔の細かい動き(頬・眉・口角など)までモデルに反映させるトラッキング方式です。対応させるには、専用のパラメータを一式そろえる必要があります。

全部を一度にそろえようとせず、「よく動かす部分」から段階的に対応させるのが挫折しないコツです。
🖼️ キーフォームの作り方
パラメータの箱を用意しただけでは何も起きません。「このパラメータがこの値の時、パーツはこう変形する」という見本(キーフォーム)を作る必要があります。

- パラメータのスライダーを片方の端(例:目を閉じる方向)に動かす
- デフォーマやメッシュの頂点を動かして、その状態の見た目を作る
- 「キーフォームを保存」して、その数値位置の見た目を記録する
- 反対の端、必要なら中間地点でも同様に作成する
中間の動きは、保存したキーフォーム同士を自動的に補間してくれます。両端さえ自然に作れていれば、細かい途中経過まで作り込む必要はありません。
🌊 物理演算との違い・組み合わせ方
髪や胸、アクセサリーの揺れは、パラメータのキーフォームではなく物理演算で自動的に動かすのが基本です。役割分担を整理しておきましょう。
| パラメータ(キーフォーム) | 物理演算 | |
|---|---|---|
| 向いている動き | 表情・トラッキングで直接操作する動き | 髪・胸・アクセサリーなど「揺れ」で自然に見える動き |
| 作り方 | 両端の見た目を手動で作り込む | 物理設定(重さ・振り子の長さ等)を数値で設定 |
| 参考記事 | このページ | Live2Dの物理演算の設定 |
🔍 VTube Studio側での確認方法

- VTube Studioのモデル設定内「トラッキングパラメータ」一覧に、該当パラメータが表示されているか
- 顔を動かした時、一覧の数値が実際に変化しているか(変化しなければトラッキング側の問題)
- 数値は動くのに絵が動かない場合は、キーフォームが未作成の可能性が高い
- PerfectSync対応パラメータの一覧と、自分のモデルのIDが一致しているか
🌱 まとめ

- パラメータは、モデルを動かすための数値の「つまみ」
- 表情に関わるIDはCubism標準の名前に合わせる(独自命名はNG)
- Perfect Syncは基本セットから段階的に対応させる
- 両端のキーフォームを作れば、途中の動きは自動で補間される
- 「揺れ」は物理演算、直接操作する動きはパラメータ、と役割を分ける
- 動かない時は、VTube Studio側のパラメータ一覧で数値の変化を確認する
パラメータ設計は地味な作業に見えますが、ここが雑だと後からモデルを直すのがどんどん大変になります。まずは標準IDの基本パラメータだけ、両端の見た目をきっちり作るところから始めてみてください。
Perfect Sync対応まで含めると、パラメータ設計は本数が多く根気のいる作業です。「自作は難しそう」「外注も検討したい」という場合は、費用感や依頼の流れをLive2DでVTuberモデルの作り方で比較しています。
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