OBS×VTube Studio設定完全ガイド【2026年最新版】透過背景まで1時間でできる全手順をVTuber映像クリエイターが解説

設定の順番は、1. OBSを準備する → 2. VTube Studioでモデルを動かす → 3. 透過で取り込む → 4. 音声を確認する → 5. テスト録画する、です。透過方式と音声を先に決めておくと、配信直前のやり直しを減らせます。
- OBS StudioとVTube Studioを始める前に必要なもの
- Live2DモデルをVTube Studioで動かす基本手順
- WindowsとMacで背景を透過してOBSへ取り込む考え方
OBS StudioとVTube Studioを組み合わせると、Live2Dモデルを配信画面に重ね、マイク音声やBGMをまとめて管理できます。ただし、最初から細かい設定を全部触ると、モデルが映らない、背景が消えない、音が割れるといったトラブルにつまずきやすいものです。
この記事では、初めて設定する人が「モデルを動かす → 透過で取り込む → 音声を整える → テスト録画」まで進める手順を、公式マニュアルの内容に沿って整理します。作業を止めた場所が分かるように、最後に5分で確認できるチェックリストも用意しました。
この記事の結論
設定の順番は、1. OBSを準備する → 2. VTube Studioでモデルを動かす → 3. 透過で取り込む → 4. 音声を確認する → 5. テスト録画するです。透過方式と音声を先に決めておくと、配信直前のやり直しを減らせます。
この記事でわかること
- OBS StudioとVTube Studioを始める前に必要なもの
- Live2DモデルをVTube Studioで動かす基本手順
- WindowsとMacで背景を透過してOBSへ取り込む考え方
- マイク、BGM、PC音を配信前に確認する方法
- モデルが映らない、背景が緑、音が割れるときの切り分け方

事前に準備するもの
次のものを先にそろえておくと、設定途中で作業が止まりません。
- OBS Studio
- VTube Studio(Steam版、iOS版、Android版のいずれか)
- 読み込むLive2Dモデル
- Webカメラ、またはiPhone・対応Android端末
- マイクと、必要ならBGMやデスクトップ音声の再生環境
モデルの種類に注意
VTube StudioはLive2Dモデル用のアプリです。VRMやVRoidなどの3Dモデルを動かす用途には対応していないため、3Dモデルを使う場合は対応ソフトを別に選びます。
STEP 1:OBS Studioをインストールして初期設定する
OBS Studioを公式サイトからインストールしたら、最初に自動構成ウィザードを実行します。配信を主目的にするか、録画を主目的にするかを選び、解像度やフレームレートの初期値を作ります。
- OBS Studioを起動し、自動構成ウィザードを開く
- 配信または録画の用途を選び、画面の案内に沿って進める
- シーンを1つ作り、映像を置くための土台を用意する
- 配信サービスを使う場合は、配信キーを安全に設定する
配信キーは第三者に見せないでください。記事やスクリーンショットに貼り付ける情報でもありません。
STEP 2:VTube Studioでモデルとトラッキングを整える
VTube Studioを起動してLive2Dモデルを読み込み、顔の動きがモデルに反映される状態を作ります。トラッキングはWebカメラ、iPhone、Android端末などから選べます。
- モデルを読み込み、顔が画面内に収まる位置へ配置する
- カメラまたはスマートフォンを選び、顔の正面でトラッキングを開始する
- 目、口、頭の向きを動かして、モデルの反応を確認する
- 動きがずれている場合は、正面を向いてキャリブレーションする
表情が飛ぶときは、照明を顔へ向け、カメラを目線の高さに近づけます。背景に強い逆光があると、トラッキングが不安定になりやすいので避けます。
STEP 3:背景を透過してOBSへ取り込む
透過方法はOSと使えるプラグインによって変わります。WindowsではSpout2を使う方法が推奨され、VTube Studio側の背景設定とOBS側の取り込み設定を組み合わせます。MacではゲームキャプチャやNDIを使う方法があります。

Windows:Spout2を使う方法
- VTube StudioでColor Picker Backgroundを開く
- 背景色を設定し、Transparent in captureを有効にする
- OBS側でSpout2のソースを追加する
- モデルの輪郭とサイズを確認し、必要なら位置を調整する
Mac:ゲームキャプチャまたはNDI
Macでは環境によりゲームキャプチャまたはNDIを使います。キャプチャした画面に背景が残る場合は、VTube Studio側の透過設定、OBS側のソース種類、追加プラグインの対応状況を順番に確認してください。
Virtual Webcamを使う場合
VTube StudioのVirtual Webcamは、モデルをカメラ映像として扱いたいときの選択肢です。透過背景に対応する設定がありますが、OBSでの合成方法や用途によって見え方が変わるため、必ずテスト録画で確認します。
方式ごとの比較
| 方式 | 向いている環境 | ポイント |
|---|---|---|
| Spout2 | Windows | VTube StudioとOBSを直接連携、輪郭がきれいに出やすい |
| ゲームキャプチャ / NDI | Mac | 環境により対応状況が異なるため要確認 |
| Virtual Webcam | Windows / Mac 共通 | カメラ映像として扱える、必ずテスト録画で確認 |
| クロマキー(最終手段) | どちらも可 | 縁に色が残ることがある、他の方法が使えないときのみ |
クロマキーは最終手段
緑背景を使ったクロマキーは、髪や衣装の縁に色が残ることがあります。まずは透過に対応した取り込み方法を試し、どうしても使えない環境でだけクロマキーを検討します。
STEP 4:OBSのシーンとソースを整える
OBSのシーンに、ゲーム画面や背景、VTube Studioのモデル、画像素材などを追加します。ソース一覧は上にあるものほど前面に表示されるため、モデルを背景の上へ置く順番にします。
- 背景やゲーム画面を追加する
- VTube Studioの映像ソースを追加する
- モデルをドラッグして位置とサイズを調整する
- 配信画面の端に、顔や字幕が隠れていないか確認する
配信画面を作る段階では、録画用と配信用でシーンを分けると管理しやすくなります。複雑なフィルターを重ねる前に、まずモデルと音声が正常に動く最小構成を保存しましょう。
STEP 5:音声を確認してテスト録画する
OBSのAudio Mixerで、マイク、BGM、PC音声のメーターを確認します。声を出したときにメーターが赤へ入り続ける場合は、入力レベルまたはフェーダーを下げます。聞こえ方は環境で変わるので、メーターだけで完了にせず、短い録画を再生します。

- マイクに声を入れ、音声メーターが反応するか確認する
- BGMを小さめに流し、声が埋もれないか確認する
- 必要ならPC音声を別ソースとして確認する
- 30秒ほど録画し、声の大きさ、ノイズ、映像とのずれを再生確認する
録画形式と音声トラック
長時間録画では、途中でOBSやPCが止まった場合に備えて、復旧しやすい形式を選びます。複数の音声トラックを使う場合は、通常再生で聞かれるトラックにも必要な音声を入れてください。トラックを分けたあとに「録画したのに声が聞こえない」となるケースがあります。
よくあるトラブルと対処

モデルが映らない
OBSとVTube Studioを同じGPUで動かしているか、ソースが非表示になっていないかを確認します。Windowsでは管理者として起動することで改善する場合もあります。まずは背景や複雑なフィルターを外し、モデルだけの最小構成で確認します。
背景が緑のまま残る
VTube StudioのColor Picker BackgroundとTransparent in captureを確認し、OBS側が対応したソースを受け取っているかを見ます。緑背景を使う場合は、クロマキーの色、境界、衣装への色かぶりを確認します。
音が割れる、声が小さい
マイク入力、OBSのフェーダー、WindowsまたはMacの入力音量を順番に確認します。赤に入り続けるなら下げ、声が小さすぎるなら録画を再生しながら少しずつ上げます。ノイズ抑制などのフィルターは、一つずつ追加して効果を比較します。
映像がカクつく、遅れる
解像度やフレームレートを下げ、不要なソースやブラウザを閉じます。OBSの統計画面でレンダリング遅延やエンコード遅延を確認し、GPUとCPUの負荷が高い場所を切り分けます。
よくある質問
VTube StudioでVRMモデルは使えますか?
VTube StudioはLive2Dモデル用です。VRMやVRoidなどの3Dモデルを使う場合は、3Dモデルに対応した別のアプリを選びます。
配信前に毎回すべて設定し直す必要はありますか?
シーンやソースを保存しておけば、毎回の作り直しは不要です。ただし、マイク、配信先、ゲーム音量、モデルの表示だけは、配信前に短く確認する習慣を作ると安心です。
最初から高画質で配信したほうがいいですか?
最初は安定して録画できる設定を優先します。映像が止まらず、声が聞き取りやすいことを確認してから、解像度やビットレートを上げます。
公式マニュアルで確認する
- OBS Studio公式:クイックスタートガイド
- OBS Studio公式:Browser Source
- OBS Studio公式:Audio Mixerガイド
- OBS Studio公式:録画設定ガイド
- VTube Studio公式Wiki:OBSで録画・配信する方法
まとめ:配信前の5分チェック

- モデルが正しく動き、顔や手が画面外へ出ていない
- 背景が意図した状態で透過されている
- マイク、BGM、PC音声のバランスが聞きやすい
- 30秒のテスト録画を再生し、映像と音声を確認した
- 配信キーや限定情報が画面に映っていない
この5点を確認できれば、設定の細部に迷っていても配信準備はかなり安定します。最初は最小構成で動かし、必要になった機能だけ後から足していきましょう。
