横動画を縦Shorts用に自動変換する方法【2026年版】オートリフレームの精度を上げるコツとAIでBロールを補う新機能

配信アーカイブをShorts・TikTok用に切り抜くとき、横動画をそのまま縦にすると、画面の端にいる人が切れてしまいます。「オートリフレーム」を使えばAIが被写体を自動で追いかけて縦動画に変換できますが、精度設定を知らないと追尾がズレます。この記事では精度設定の使い分け、ズレた時の直し方、そして2026年に追加された新機能でリフレームによってできた余白を埋める方法までまとめました。
- オートリフレームで横動画を自動的に縦動画へ変換する手順
- 「遅い動き/デフォルト/速い動き」を映像に合わせて選ぶ基準
- 追尾がズレる・違う人を追いかける時の直し方
- リフレームで生まれた余白をAIで自然に埋める新機能
配信アーカイブをShorts用に切り抜くとき、横長(16:9)の映像をそのまま縦(9:16)の枠に当てはめると、画面の端に映っている自分の顔や、話している相手が枠の外に切れてしまうことがあります。
これを手作業でカット位置を調整していくのはかなりの手間です。そこで使うのが「オートリフレーム」——AIが映像の中の被写体を認識し、自動で追いかけながら縦動画に変換してくれる機能です。
ただし、精度設定を知らずに使うと、違う人を追いかけてしまったり、画面が不自然にガクガク動いたりします。この記事では、設定のコツと、うまくいかない時の直し方、そして2026年に追加されたAI新機能を使った仕上げまでをまとめます。
✅ 先に結論
- オートリフレームは「シーケンスに適用」か「クリップ単体に適用」のどちらかで使います。
- 精度設定は映像の動きの大きさに合わせて選ぶのが基本です。決め打ちで固定しないでください。
- 追尾がズレる原因の多くは「主役が画面内で入れ替わる瞬間」にあります。
- 2026年からは、リフレームで失われた両端の情報をAIが新しく生成して埋めることも可能になりました。
🖼️ オートリフレームで何が変わるか

画面中央だけを機械的に切り抜くため、端にいる人や物が見切れる。複数人が映っている配信では特に起きやすい。
AIが被写体を認識し、話している人を追いかけながら枠を動かして縦動画を作る。手動でのキーフレーム調整が不要になる。
🧭 基本の使い方
使い方は2通りあります。
方法A:シーケンス全体に適用する
- 「シーケンス」メニューから「オートリフレームシーケンス」を選ぶ
- 変換後の縦横比(9:16など)を指定する
- 新しい縦向きシーケンスが自動生成される
方法B:クリップ単体に適用する
- エフェクトパネルで「オートリフレーム」を検索する
- 対象のクリップにドラッグ&ドロップする
- エフェクトコントロールパネルでモーション設定を調整する

🎚️ モーション設定を映像に合わせて選ぶ
オートリフレームには3段階のモーション設定があります。ここを映像の内容に合わせて選ぶかどうかで、仕上がりが大きく変わります。
トーク配信の切り抜きに「速い動き」を選ぶと、必要以上に画面が揺れて酔いやすい映像になります。まずは映像に近いテンポの設定から試してください。
🛠️ 追尾がズレる時の直し方
AIは優秀ですが完璧ではありません。「右側で話している人がいるのに、なぜか左側の人の顔を追いかけてしまう」といったズレが起きることがあります。

原因1:画面内で主役が入れ替わる瞬間
複数人が映っているカットで、話す人が切り替わる瞬間にAIが混乱しやすいです。切り替わりの直前でクリップを分割し、それぞれに別のフォーカスポイントを指定すると安定します。
原因2:似た見た目の被写体が複数いる
同じ服装・似た構図の人物が並んでいると、AIが取り違えることがあります。この場合は手動でトラッキングポイントを指定し直すのが確実です。
原因3:モーション設定が映像と合っていない
動きの少ない映像に「速い動き」を設定すると、些細な動きにも過剰反応してガクガクします。モーション設定を1段階弱めるだけで直ることが多いです。
🤖 新機能:余白をAIで埋める
オートリフレームには、もう一つ知っておきたい弱点があります。画面の両端にあった情報は、リフレーム後にすべて失われるということです。背景に映っていた資料やテロップが、縦動画では見えなくなってしまいます。
2026年に追加された「生成メディアツール」を使うと、テキストで指示するだけでAIが新しい映像素材(Bロール)を生成できます。リフレームで失われた情報の代わりに、関連する映像を挟み込むといった使い方ができます。
- ツールパネルから生成メディアツールを選ぶ
- タイムライン上で、素材を挿れたい範囲をドラッグする
- 作りたい映像をテキストで入力する(例:「資料を指し示す手元のクローズアップ」)
- 生成された映像が、そのままクリップとしてタイムラインに追加される
🎙️ 配信アーカイブをShorts化する一連の流れ
ここまでの内容を、実際の制作の流れに当てはめると次のようになります。
| 工程 | やること | 参考記事 |
|---|---|---|
| 1. 見どころを探す | 文字起こしで候補場面を絞る | 文字起こし編集で時短 |
| 2. 縦動画に変換 | オートリフレームで自動追従 | この記事 |
| 3. 尺を微調整 | 足りない・余る部分を整える | 尺を伸ばす4つの方法 |
| 4. テロップを付ける | 自動文字起こしでテロップ生成 | ショート用テロップの作り方 |
| 5. 書き出す | SNS別の推奨設定で書き出す | 書き出し設定完全解説 |
1本の配信から複数本のShorts候補を選ぶ作業や、縦動画化の作業をまとめて依頼したい場合の相談も受け付けています。気になる方は映像制作についてもご覧ください。
❓ よくある質問
オートリフレームはどこにありますか?
クリップ単体ならエフェクトパネルで「オートリフレーム」と検索、シーケンス全体なら「シーケンス」メニューから選べます。
複数人が映っている配信でも使えますか?
使えますが、話す人が頻繁に切り替わる場面では追尾がズレやすいです。切り替わりの直前でクリップを分割しておくと安定します。
後からモーション設定を変更できますか?
できます。エフェクトコントロールパネルでいつでも「遅い動き/デフォルト/速い動き」を変更し、再確認できます。
生成メディアツールは無料ですか?
執筆時点ではベータ版として提供されています。今後の提供条件は変わる可能性があるため、利用前にアプリ内の表示を確認してください。
🔗 次に読むと制作が進む記事
- 動画の尺が足りない時に伸ばす4つの方法|縦動画化した後の尺調整に
- Premiere ProでYouTubeショート・TikTokのテロップを爆速で作る方法|縦動画化の次の工程
- Premiere Proの書き出し設定完全解説|完成したら書き出し設定を確認
- 文字起こし編集でVTuber切り抜きを時短する方法|切り抜き候補を先に絞る
- Premiere Proでモザイク・ぼかしをかける方法|縦動画化の前に映り込みを処理
📚 参考にした公式情報
🌱 まとめ

- 方法A(シーケンス全体)か方法B(クリップ単体)で適用する
- モーション設定は映像の動きに合わせて選ぶ(迷ったらデフォルト)
- ズレる原因の多くは主役の入れ替わり。クリップを分割して対処する
- 失われた両端の情報はAIのBロール生成で補える(現状はベータ版)
オートリフレームは万能ではありませんが、「まずAIに任せて、要所だけ手直しする」という使い方をすれば、縦動画化の作業時間はかなり短縮できます。
配信アーカイブが眠っているなら、まずは1本だけオートリフレームを試して、精度設定の感覚をつかんでみてください。
