kitagawatetsuro
🐦 この記事を書いた人 — 白い鴉(しろいからす)
イラストレーター兼動画クリエイター。Premiere Pro / After Effects を使った映像制作を実務で行っています。記事は「自分が初心者だった時に教えてほしかったこと」を中心に、現場で実際に使う手順を整理しています。
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#Premiere Pro#書き出し#YouTube#動画制作
Premiere Proの書き出し設定完全解説|YouTube・Instagram・TikTok別おすすめ設定まとめ
⏱️ 読了時間:約6分
📌 この記事でわかること
Premiere Proの書き出し設定をプラットフォーム別に徹底解説。2022年4月の22.3アップデート以降の新しい「書き出しモード」UIに沿って、YouTube・Instagram・TikTok・Twitter向けの最適な設定値をまとめています。
📖 この記事を読み終えると…
- 最新の書き出しモードの使い方がわかる
- YouTube向けの最適設定ができる
- Instagram・TikTok縦動画の設定ができる
- ファイルサイズを小さくするコツがわかる
- Adobe Media Encoderを活用できる
「書き出したら画質が悪くなった。ファイルサイズが大きすぎてアップロードできない…」
書き出し設定は動画の品質と容量を左右する重要なステップです。プラットフォームに合った設定を選ぶことで、品質を保ちながらファイルサイズを最適化できます。
📤 1. 書き出しモードの開き方
Premiere Proは2022年4月のバージョン22.3で書き出しUIが大きく刷新され、画面上部に「読み込み/編集/書き出し」のタブが並ぶ専用モード型になりました。古い記事の「書き出しダイアログ」とは見た目が異なるので注意してください。
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画面上部の「書き出し」タブをクリック
またはショートカットCtrl+M(Mac:Cmd+M)でも書き出しモードに切り替わります。
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3カラムのレイアウトで設定する
左側:プリセット・送信先(YouTube/Vimeo直接アップロードなど)/中央:フォーマット・ビットレートなどの詳細設定/右側:プレビューと書き出し範囲。
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「範囲」を確認して書き出し
右下の「書き出し」を押せばPremiere Pro本体で書き出し、「Media Encoderに送信」ならバックグラウンドで処理されます。「クイック書き出し」ボタン(画面右上のアイコン)からプリセット指定で1クリック書き出しも可能です。
💡 書き出し前に必ずタイムラインの開始と終了位置を確認しましょう。余分なブラックフレームが書き出されることがあります。実際自分も納品前に何度かやらかしたので、範囲指定は最後にダブルチェックする癖をつけておくと安心です。
🎬 2. フォーマット・コーデックの選択
ほとんどの場合、フォーマット:H.264を選べばOKです。MP4ファイルとして書き出されます。
- H.264:汎用性が高くファイルサイズも小さい。YouTube・SNS全般に最適
- H.265(HEVC):H.264より高画質・小容量だがエンコードが遅い
- ProRes:高品質・大容量。納品用や編集素材として使う(実務でクライアント納品に使うことが多い)
- GIF:短いループ動画をGIF形式で書き出したいときに
📺 3. YouTube向け最適設定
YouTubeはアップロード後にプラットフォーム側で再圧縮がかかるため、元の動画の品質を高くキープすることが重要です。
- フォーマット:H.264
- プリセット:「YouTube 1080p Full HD」を選択。これでビットレート・解像度・フレームレート・コーデックがYouTube推奨値に自動設定される
- 解像度:1920×1080(フルHD)または3840×2160(4K)
- フレームレート:撮影時と同じ(30fps or 60fps)
- ビットレートエンコーディング:CBRよりVBR 2パスの方が画質と容量のバランスが良い
ビットレート(YouTube公式推奨値)
- 1080p 30fps:8Mbps(VBR 2パスでターゲット8、最大12目安)
- 1080p 60fps:12Mbps
- 4K 30fps:35〜45Mbps
- 4K 60fps:53〜68Mbps
【挿絵①】← ファイル: 1d.png
📱 4. Instagram・TikTok(縦動画)設定
縦動画(9:16)はスマホ視聴向けの形式です。専用のシーケンスを作成して書き出します。
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縦型シーケンスを作成
「ファイル」→「新規」→「シーケンス」で1080×1920・30fpsに設定します。
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横動画素材を縦型に配置
クリップを右クリック→「フレームサイズに合わせてスケール」で調整します。
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H.264・1080×1920で書き出し
プリセット「ソースの一致 – 高ビットレート」を選択し、解像度を1080×1920にカスタマイズします(プリセット名は「Match Source – High bitrate」の日本語訳です)。
- Instagram Reels:最大90秒・9:16・H.264・30fps
- TikTok:最大10分・9:16・H.264・30fps
- Instagram フィード:正方形(1:1)1080×1080も人気
💾 5. ファイルサイズを小さくする方法
ファイルサイズが大きすぎてアップロードできない場合の対処法です。
- ビットレートを下げる:VBR 2パス・ターゲットビットレートを下げる(品質はやや低下)
- 解像度を落とす:4K→1080p、1080p→720pで約4〜10倍小さくなる
- フレームレートを下げる:60fps→30fpsで約30%容量削減
- HandBrakeで再圧縮:Premiere Proでビットレートを下げても足りない時の最終手段。無料ソフトHandBrakeでさらに小さく圧縮できる
💡 YouTubeにアップロードする場合は推奨ビットレート〜2倍程度までを目安に高めで書き出してOKです。YouTube側で自動圧縮してくれるので、元ファイルの品質はある程度高い方が仕上がりが良くなります(ただしアップロード上限は最大256GBまたは12時間なので、無駄に大きくする意味はありません)。
🚀 6. Adobe Media Encoderの活用
Adobe Media Encoderを使うと、バックグラウンドで書き出しながらPremiere Proで編集作業を続けられます。
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書き出しモードで「Media Encoderに送信」をクリック
Adobe Media Encoderが起動してキューに追加されます。
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複数の書き出し設定を追加できる
YouTube用・Instagram用を同時にキューに入れて一括書き出しが可能。
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「キューを開始」で書き出し開始
Premiere Proで作業を続けながら書き出しが進みます。
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